おるたネットニュース vol.21

おるたネットニュース vol.21 2017年1月30日配信

コラム:靴に足を会わせるのではなく

古山明男

この法律は、たとえ話でいうと、こんな感じかと思います。従来は、子どもが履かなければいけない靴があって、足をそれに合わせなければいけなかった。それに対してこの法律は、「その靴を履けない子どもがいるという現実は認めよう」と言いました。「足に合った靴を作っていいよ」というところまでは行っていません。行っていませんが、従来の「全員が同じ靴を履かなければいけない」という建前を崩しましたので、新しい靴を作ろうとする動きは加速するでしょう。教育多様化への道は、スタートラインについた、というところかと思います。子どもを学校に適応させることだけを目指さなければならなかった時代が、これから終わります。「すべての人が、自分に合った学びに出会えるようにしましょう」「いい教育がたくさんあるんです。教育を選べるようにしましょう」ということが、言えば響く時代に入ってくると思います。これから3年くらいがたいへん重要な時期になると思います。

イベント情報

「まなびの場を作る人たちのためのカフェ」

昨年12月に行って好評だった、「まなびの場を作る人たちのためのカフェ」の第二回を、こんどは銀座で開きます。学びの場や園を作っている人、作ってみようかなという人たち、どうぞいらっしゃってください。
 日時 2017年3月25日(土) 13:30〜16:00 場所 まなび創生ラボ
  (東京都中央区銀座 3-11-18 眞帆ビル 3階)
  http://mana-labo.com/
 内容 「まなびの場の作り方と運営の仕方」宮田純也、古山明男
    「教育機会確保法の解説」古山明男
     参加者の実践発表
     ディスカッション 参加費 1000円 主催 いきはぐ
    おるたネット
    こんな学校にしたい会 詳細は後日このメールニュースやホームページでお知らせいたします。

『これからの教育について話そう』

 日時:2月12日(日) 14:00〜17:00
 場所:東大泉集会所 1階集会室
   (参加人数により変更になるかもしれません。ご了承下さい。)
 参加費500円(会場費、資料代)
 テーマ
 『これからの教育について話そう』 スケジュール
  14:00 【元小学校教員 宮澤宏平】
  『これからの教育はどう変わるのか』
  元小学校教員の視点から見た学校教育のいま、あらたな選択肢としてのオルタナティブスクール
  15:00 【東京サドベリー保護者 蓑田雅之さん】
  子どもをサドベリーに通わせてみて学んだこと、感じたこと
  16:00 質疑応答・フリートーク  17:00 終了
  主催:宮澤宏平 (Facebookでお問い合わせください。)

編集後記

2月4、5日に関西で開催される、第4回多様な学びフォーラムはおかげさまで、キャンセル待ちとなっています。基調講演では「嫌われる勇気」アドラー心理学の第一人者岸見一郎さんがお話をされます。半年ぶりの発行となりましたが、昨年9月25日の汐見稔幸さんの講演録をメンバーで作成していました。こちらは購入できますので、またお知らせします。昨年末の前文科省事務次官の前川さんの講演も痛快で大変興味深いお話でした。こちらの講演内容も興味のある方は読めるといいのですが、、、。これからオンライン会議システムのzoomを使って古山さんと会員のトーク会を開催していきます。会員向けのFacebookのグループもございますので、ぜひ皆さん会員に!

(きむさと)

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