関西地区で第1回「おるたねカフェ」を開きました
関西地区では、2年前から「おるたねカフェ」という名称で不定期に教育カフェを開催しています。
このカフェは、おるたネットの会員以外の方にも参加を呼びかけていますが、結構、会員でない方の参加が多いです。
今まではCORE+の武田緑さんに、会場の手配や連絡、それに司会もやってもらっていましたが、今年からは「おるたね関西」の事務局を作り、事務局メンバーが協同してカフェを運営していくことになりました。
また、カフェの企画は、このテーマでやりたいという方(団体)を募って、その方の企画で行うことになりました。
3月2日に近畿自由学院(大阪市城東区)で、今年第1回目のカフェを開きました。今回は近畿自由学院の代表の田中佑弥さんに話題提供していただき、その後、参加者同士で「空想○○スクール」というワークショップをしました。その様子を簡単に紹介します。
まず、田中さんが勤めていた通信制高校の教師を辞めて、近畿自由学院を開くに至った経緯と想いを語られました。その後、彼に大きな影響を与えた近畿大学の哲学の先生、清真人さんの教育思想と彼の著書「空想哲学スクール」の中の「空想ミュージック・スクールに関する3通の手紙」の文章の1節ずつを15人の参加者が順番に朗読しました。その後、各自が「自分の空想する〇〇スクールを考える」ということになりました。
参加者全員が発表するだけの時間がないので、年齢の若い人から順に発表してもらうことになり、大阪の南部でフリースクールをつくりたいと思っている女性や、北摂で発達障害の子どもたちのフリースクールをつくりたいという男性がその夢を話されました。また、西宮市のオルタナティブ・スクールを卒業し、今はそこの渉外担当のスタッフをやっている高校生の青年が、そのスクールをもっと大きくして、しっかりした運営体制を作りたい、という話をされました。
若い人たちが自分たちの夢をもっていて、それを実現させたいという熱い思いに対して、これまでフリースクールを運営してしてこられたベテランの方達からアドバイスや激励のことばがありました。
といった感じで、あっという間に2時間が過ぎてしまいました。
今回の田中さんがプロデュースした企画はとても新鮮で、楽しいものでした。
次回はまだ未定ですが、夏前にやりたいなと思っています。多くの方のご参加を待っています。
(文責 辻 正矩)