おるたネットニュース vol.61

おるたネットニュース vol.61 2026年2月6日配信

誰が教育の主権者か

古山明男

私塾をしていて、ご縁のあった人たちのニーズに応えているうちに、不登校への対応が多くなりました。子ども本人、親、学校、行政、学者、ジャーナリスト、いろんな立場の人たちと接しました。そして、つくづくと感じるのは「どこにも悪人はいない」ことです。

悪人がいるならば、どんなに解決は簡単なことでしょうか。その悪人を排除するだけでいいからです。ところが現実は、日本全体で、決められたことをするだけになっているだけです。悪人がいるわけではない。

日本の教育システムは、「学校教育法」が運営や内容を決めています。これは法律だから、文科省も教育委員会も先生たちも、その範囲でしか動けない。そうしたら学校は「出席至上主義」になりました。

学校としては、勉強がわからなくても大目に見る、教室に溶け込めなくてもやむを得ない。とにかく出席せよ、保健室でもよい、校門タッチでもよい。最近はオンライン参加でもよい。それでも義務教育が行われたことにしてあげるから、有り難く思ってくれ。

実際に行われているのは、そういう教育です。でも、それをやっている公務員たちは決して悪人じゃないです。

私は、不登校の根本原因は、国が教育権を握っていて、教育が形骸化したことだと思います。職務に忠実なだけの公務員が、もっとも精神的で繊細な領域で全権を握っているのです。公務員たちの言うことは立派だが、実際は、決められた職務に忠実であることが最優先します。子どもと親に、学校から逃げ出す自由、学校を作る自由があれば、こんなことになる前に、いろんな教育が自然発生したはずです。

しかし、教育に関係者する人で、形骸化しない人たちがいます。子ども本人と親です。どちらにとっても、教育はあまりに切実な問題です。日本の主権者は国民です。子どもと親が、教育の主権者です。教育権を主権者に取り戻さないといけません。それは具体的には、教育を創る自由と、選ぶ自由です。

(ふるやまあきお 教育研究家 おるたネット代表) 

イベント情報

自然保育講習会
  • 開催日: 2月7日-8日
  • 主催:NPO法人森のようちえん全国ネットワーク
  • 詳細:https://morinoyouchien.org/info/join_us/post-18311.html%EF%BC%9D
オンラインアート鑑賞
  • 開催日:2月17日
  • 主催:とまり木オンライン
  • 詳細:https://online.tayounamanabi.com/lecture/kids-art/
2025年度 森のようちえん安全講座【東日本会場】(定員40名)
  • 日程:2026月2月14日(土)
  • 会場:国立オリンピック記念青少年総合センター(東京都渋谷区代々木神園町3-1)
  • 申込み先:http://anzen2025-3.peatix.com
不登校と夫婦関係~わが子とパートナーへのコントロールを手放した先に~
  • 開催日:2月23日
  • 主催:とまり木オンライン
  • 詳細:https://online.tayounamanabi.com/lecture/20260223/
ひとりっ子の親カフェ
  • 開催日:2月22日
  • 主催:不登校・発達障害を考える保護者会函館アカシヤ
  • 詳細:https://futoko-hikikomori.com/shoukai/uploads/69830546cdb6a.pdf
講演会「不登校・行きづらさ」
  • 開催日:2月28日
  • 主催:BLUE HAKODATEプロジェクト
  • 詳細:https://futoko-hikikomori.com/shoukai/uploads/6983069770e4e.pdf
イエナプランを学ぶ体験・実践講座〈基礎編・応用編〉
  • 開催日:基礎編 3月21日〜、応用編 7月11日〜
  • 主催:一般社団法人やまもも学園基金
  • 詳細:https://japanjenaplan.org/news/jena_kiso_ouyou_kochi/

編集後記

ぐっと冷え込んできましたね。2月はいつもよりイベントや講演会が少なめのようです。つい家の中にこもっていたくなりますが、外に出てみると意外と気持ちがいいもの。最近は、1歳5ヶ月の息子がよく歩くようになってきたので、近くの森のようちえんの親子クラスに行ってみようかなと思っているところです。皆さん、どうぞ暖かくしてお過ごしください。

建石

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