多様な教育を推進するためのネットワーク / Network for the Promotion of Educational Diversity

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【報告】10/9/29 湘南サドベリー校訪問

学校相互訪問会プロジェクト報告
第1回 湘南サドベリー校

2010年9月29日に、学校相互訪問会として、おるたネットのメンバーは、茅ヶ崎市の湘南サドベリー校を訪問しました。

湘南サドベリー校は、茅ヶ崎駅から徒歩約5分の住宅地にあります。一般住宅とその庭が学校になっています。広々とした庭付きの和風住宅です。

ちょっと古風な一軒家で、広い室内、それと広い庭があり、そこには木登りしやすい木が何本もあります。子どもたちが9人ほど、木登りしたり、ブランコしたり遊んでいました。

湘南サドベリー校はその名の通り、アメリカのサドベリー・バレー・スクールをモデルにした学校です。子供たちが自分たちの創意で自由に活動することを保障している学校です。特定のカリキュラムがあるわけではなく、子供たちが授業を強制されることはありません。スタッフは子供たち便宜を図り、活動を援助しています。

カリキュラムより、子供たちの自発性を優先させるタイプの教育は、デモクラティックスクールとも呼ばれ、日本では不登校の子供たちの受け皿となる民間教育機関に多いのですが、湘南サドベリー校のように、不登校とは違うニーズから生まれた学校もあります。

その日はスクールミーティングの日で、スタッフと子供達全員で話し合いが行われていました。このミーティングで、学校の運営が決められていきます。私たちの訪問も、生徒を含めた話合いによって承認されたものでした。

その日のミーティングは、ちょうど一年に一度の、スタッフの信任投票の結果が出る日でした。サドベリータイプの学校では、生徒たちの信任を得られないスタッフは、解任されます。この日の結果は、スタッフ全員が信任されていました。

このような学校はまだ社会的認知度が低く運営上の困難もあるのですが、従来型の学校とは違った教育を求めるニーズは根強くあり、草の根学校が各地に生まれています。(文責 古山明男)

 

  • 訪問記 鈴木さやか

訪れて最初は何も指示されない 無理にかまわれないという不安感がありました。

次第にそれは、無視されているのではない、という感じがわかってきてそのうちに 自分はこのままでいいのだな という安心感になっていく気分を半日の滞在の中で味わいました。

自発的な意思そのものが 何よりも優先され、そして、そういった個の意思や存在を認めてくれるのは特定の力を持った別の個ではなく場所そのもの全体が認めてくれているような、たとえば、見学者である私ですら 見学したい という自発的な意思をその場が認めてくれているようなそんな感じです。

学校訪問ということで見学させていただきに行ったはずが、すっかり新しい学校に転入した初日の子供のような気持ちになりました。

しかし、それは決して緊張感のあるものではなく、今思い出しても とてもやわらかくやさしい雰囲気でした。

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